上高地でもすっかり珍しくなったいろりのある山小屋が明神池のそばにある。明治時代、 猟師の上條嘉門次が日本アルプスを世界に伝えた英国人宣教師ウォルター・ウェストン を案内した際に立ち寄ったとされる。今では「嘉門次小屋」と呼ばれ、宿泊施設の一部に …
www.tokyo-np.co.jp/article/…/CK2012080402000207.html
上高地
国内でも屈指の荘厳な景観をもつ観光地、上高地。
上高地公式ウェブサイト(上高地観光旅館組合)が詳しい。
焼岳登山に関しては、夏のシーズンならば、朝に出立すればどの宿泊施設からでも日帰りで登って降りてくることができる。
近いとはいえ、しっかりとした靴、水、食料、雨具、ヘッドランプは必ず持とう。
上高地の不思議・地理編
詳しい観光情報は他のサイトにお任せするとして、まずは、上高地の成り立ちの不思議について述べてみよう。
上高地の独特の川沿いの盆地・凹地の風景を形作ったのは、焼岳の噴火活動による。
はるか昔、上高地を流れ松本平へと下っていた梓川はもともと、焼岳のあたりから西へと流れていた、つまり、飛騨・岐阜側に流れていた川だった。そこに焼岳火山群が噴火して隆起、川の流れを堰き止め、上高地から徳沢・横尾まで水没するような巨大な湖が誕生した。水かさが増していく湖のいちばん低い縁、今の釜トンネルのあるあたりの山の鞍部から水がこぼれ出した、すなわち決壊が始まり、梓川は流れる方向を変えてしまった⋯⋯ということです。
大正池も大正時代の焼岳の爆発による泥流で堰き止められた池ですが、遠い未来、また新しい池が誕生するのかもしれませんね。観光地としては困ってしまいますが、焼岳の大自然の力からまた恩恵を受けて、人間は生きていくでしょう。
参考:上高地-太古のロマンGeological_Topics = 北アルプスや安曇野周辺の地形・地質について =
それ以前に、上高地・穂高岳・槍ヶ岳が巨大カルデラ火山だった! というお話しは、『超火山「槍・穂高」―地質探偵ハラヤマ/北アルプス誕生の謎を解く』を読んでいただければ、と。
上高地の旅館と焼岳
西糸屋は登山の宿として古くから有名で、かつては焼岳小屋を所持していて、旧安曇郡安曇村に手渡した経緯がある。焼岳小屋と西糸屋は近しい関係にある。
上高地アルペンホテルは焼岳小屋と同じ松本市管轄になる。焼岳方面へも近い。かつては旧安曇村村営ホテルとして焼岳小屋の荷揚げベースでもあった。焼岳小屋の管理人が冬の上高地の村営ホテルの番人を兼務することもあった。
赤い屋根が緑の針葉樹に映える上高地帝国ホテルも一度は泊まってみたいもの。
料金は張るものの、焼岳にはもっとも近い場所にある。夏の間、従業員が休みをもらって焼岳に登ることもある。泊まれなくても、ロビーラウンジグリンデルワルトでケーキセットをいただこう。

上高地帝国ホテルのケーキセット
焼岳から下りてきたら⋯⋯入浴
焼岳から下りてきて、バスターミナルまで林道をてくてくと歩いて行く。
まだ時間はあるし⋯⋯温泉に入りたい、何か食べたい、と思いますね。
上高地温泉ホテルは、時間は限定されているものの、温泉だけの利用も可なので、焼岳から下りてきたら入るのもよいかもしれない。また、夏の暑い日には、ソフトアイスを買って梓川沿いを散策するのもいい。
上高地バスターミナルに隣接する上高地インフォメーションセンターには有料コインシャワーがあるので利用するとよい。
また、小梨平キャンプ場には入浴施設「小梨の湯」(利用時間を確認のこと)がある。
このほか上高地周辺の入浴施設情報は、外来入浴 – 上高地公式ウェブサイトを参考に。
焼岳から下りてきたら⋯⋯食事
もし、「小梨の湯」を利用したならば併設された小梨平食堂でご飯を食べるのもいいだろう。梓川の河原と岳沢を見ながら、登ってきた山を思い出すのも楽しい。料金は他の旅館・ホテル併設のレストランに比べれば安い。また、おつまみ+ビール、という選択もある。登山とは無関係な観光客は少ないし、のんびりできるところだ。
小梨平キャンプ場(森のリゾート小梨)はケビン、バーベキュー、テント泊など、さまざまな楽しみがあるので、ファミリーにはうってつけの場所だろう。
ほかにもお食事処はいくつかあるけれど、一つ、オススメの場所がある。
河童橋の前にある五千尺ホテルの二階の食堂、窓側の席の展望は、河童橋越しに岳沢のパノラマが楽しめてしまう。
絶景とはこのこと。ぜひ一度、ご賞味あれ。
中尾高原、中尾温泉郷
[雪解け、5月の中尾温泉郷]
中尾温泉郷は奥飛騨温泉郷・新穂高温泉にある高原の温泉地。
焼岳の西側斜面の麓、蒲田川左岸を上った静かな樹林帯にある。
焼岳・中尾峠(旧中尾峠も同様)から数時間、歩きやすい登山道を下れば、中尾高原に出る。
大きな地図で見る
(場所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾)
アルプスの香炉と呼ばれる焼岳火山の地熱で湧き出る高温の温泉が魅力。
アルプスの山々に囲まれた大自然の眺めは秀逸。
夏の北アルプス登山のベースとして、多くの山にアプローチできる。
ロープウェイを利用した西穂高岳、奥穂高岳方面、焼岳往復のほか焼岳から上高地・中ノ湯を絡めたコース、また、笠ヶ岳・錫杖岳方面を周遊するベースとしても利用できる。
中尾は飛騨と信州を最短で結ぶ鎌倉街道の起点として古くから知られている。中尾-中尾峠-上高地-蝶ガ岳-大滝山-冷沢、あるいは、中尾-中尾峠-上高地-徳本峠-島々谷(島々尾根)-島々の二つのコースがあった。前者は江戸時代に槍ヶ岳を開山した播隆上人が安曇側から開拓したコースだが、実際に利用されたのは20年程度だった。とはいえ、もちろん今でもこのコースを歩くことができる。
一度、飛騨から信州へ、あるいは信州から飛騨へと、山の古道を歩いてみてはどうだろう。
登山道は毎年、地元地元の方の尽力により、草刈りなどが行われ、整備されている。
また、登山道途中にある「秀綱神社」をとても大切に保存されている。
焼岳への道を維持するために尽力されている中尾・飛騨のみなさんに感謝。
登山をしなくても、新穂高ロープウェイで西穂高の稜線近くまで一気に赴くこともできる。
冬は「中尾かまくら祭」も開催され、通年にわたり楽しむことができる。
宿泊施設の数は限られていて、リピーターも多いことから、シーズン最盛期は早めに予約しておかないと、いっぱいになってしまうので注意が必要。
食事したいな、という方は、バス停から少し登ったところに軽食喫茶「のんき村」(レポート、GORINOSUさん)がある。
内野酒店さんが経営していて、ここで奥飛騨の地ビールも楽しめる(管理人は5回以上はお世話になっているかもしれません⋯ウィンナー焼きもおいしいです)。
詳しい観光情報は、
などを参照。
関連ページ
中尾高原、中尾温泉郷 photoアルバム
「活火山、硫黄(焼)岳の岳稜から流れる泉(足洗)、曽傳(外)の両谷は中尾台地を形成した。集落はこの台地に発達し鎮座する産土神も旧道科乃坂とともに長い歴史を誇るものである。祭神は、白山権現宮即ち白山比咩大神で氏子の崇敬の的となっている。古来境内の除地は八畝十五歩、例大祭も笠、錫杖岳が紅葉の十月二日である。天下不一の光景と激賞される自然と一体の祭り行列は見事である。(中尾町内会)」(説明板より)
「 中尾峠は科乃峠とも称され、古くから飛騨と信濃を結ぶ要衝であった。鎌倉と各地を結ぶ「鎌倉街道」も、また長野の善光寺参りの道もこの峠を通ったといわれる。
この峠は、焼岳の爆発その他で通行できない時期もあったが、江戸時代末には、北陸・飛騨と信州を結ぶ最短の街道として「飛騨新道」が切り開かれ、中尾村の麓の蒲田に中尾口番所を設置、口役銀の徴収と交通の便を図った。
このお堂の石仏は、江戸時代の前期の作で、道中の安全や村人の生活の支えとして、厚い信仰と歴史が刻み込まれている仏像である。」
(中尾区 上宝村教育委員会)



「中尾温泉郷から焼岳(小屋)」
「奥飛騨温泉郷
中尾高原・ペンションヨーデル。















