ナイロンザイル事件究明の石岡繁雄さん展@上高地インフォメーションセンター

『氷壁』(井上靖著、新潮文庫)読んだこと、ありますか?
未読ならぜひ今年の夏に! えー、徳沢園か徳沢ロッジで読むといいかも、ですね⋯⋯(^_^;*
焼岳小屋でぼーっとしながら本を読むのもいいですよ(^^)

<石岡繁雄さん展>ナイロンザイル事件究明に尽力 上高地できょう開幕 /長野
2014年6月20日(金)19:22 毎日新聞

井上靖の小説「氷壁」の素材にもなった「ナイロンザイル切断事件」を巡って問題を訴え続け、消費者保護行政のあり方にも影響を与えた元鈴鹿高専教授、石岡繁雄さん(1918~2006年)。その生涯を振り返る展示が20日、松本市安曇の上高地インフォメーションセンター2階で始まる。

この展示はこんにち、貴重であると同時に、とても重要かもしれません。

山の道具に限らず、与えられた“安全”を鵜呑みにせずに点検する必要がある、安全神話を神話とせずに、常に点検して現実に合わせて改良する不断の努力が必要です。

この時代、人と人をつなぐナイロンザイルは、それぞれの人を支えるだけの、必要な強度を保っているのか、そんなことをときどき、考えます。
安全は、自分で確かめる必要があるのです。それは自分と自分の愛する者の命を支えるのですから。

そして山は、人と人を繋ぐ力を強める場所であると思っています。
ぜひ山に登ってみてください。

*ちなみに『屏風岩登攀記』は横尾がいいでしょう。戻って再び徳沢で『山靴の音』なんて読むのもいいですね。