上高地

河童橋から朝の焼岳(5月)

河童橋から朝の焼岳(5月)



国内でも屈指の荘厳な景観をもつ観光地、上高地。
上高地公式ウェブサイト(上高地観光旅館組合)が詳しい。
焼岳登山に関しては、夏のシーズンならば、朝に出立すればどの宿泊施設からでも日帰りで登って降りてくることができる。
近いとはいえ、しっかりとした靴、水、食料、雨具、ヘッドランプは必ず持とう。

上高地の不思議・地理編

詳しい観光情報は他のサイトにお任せするとして、まずは、上高地の成り立ちの不思議について述べてみよう。

上高地の独特の川沿いの盆地・凹地の風景を形作ったのは、焼岳の噴火活動による。

はるか昔、上高地を流れ松本平へと下っていた梓川はもともと、焼岳のあたりから西へと流れていた、つまり、飛騨・岐阜側に流れていた川だった。そこに焼岳火山群が噴火して隆起、川の流れを堰き止め、上高地から徳沢・横尾まで水没するような巨大な湖が誕生した。水かさが増していく湖のいちばん低い縁、今の釜トンネルのあるあたりの山の鞍部から水がこぼれ出した、すなわち決壊が始まり、梓川は流れる方向を変えてしまった⋯⋯ということです。

大正池も大正時代の焼岳の爆発による泥流で堰き止められた池ですが、遠い未来、また新しい池が誕生するのかもしれませんね。観光地としては困ってしまいますが、焼岳の大自然の力からまた恩恵を受けて、人間は生きていくでしょう。

参考:上高地-太古のロマンGeological_Topics = 北アルプスや安曇野周辺の地形・地質について =

それ以前に、上高地・穂高岳・槍ヶ岳が巨大カルデラ火山だった! というお話しは、『超火山「槍・穂高」―地質探偵ハラヤマ/北アルプス誕生の謎を解く』を読んでいただければ、と。

上高地の旅館と焼岳


西糸屋は登山の宿として古くから有名で、かつては焼岳小屋を所持していて、旧安曇郡安曇村に手渡した経緯がある。焼岳小屋と西糸屋は近しい関係にある。

上高地アルペンホテルは焼岳小屋と同じ松本市管轄になる。焼岳方面へも近い。かつては旧安曇村村営ホテルとして焼岳小屋の荷揚げベースでもあった。焼岳小屋の管理人が冬の上高地の村営ホテルの番人を兼務することもあった。

赤い屋根が緑の針葉樹に映える上高地帝国ホテルも一度は泊まってみたいもの。

上高地帝国ホテル

上高地帝国ホテル



料金は張るものの、焼岳にはもっとも近い場所にある。夏の間、従業員が休みをもらって焼岳に登ることもある。泊まれなくても、ロビーラウンジグリンデルワルトでケーキセットをいただこう。

上高地帝国ホテルのケーキセット

上高地帝国ホテルのケーキセット



焼岳から下りてきたら⋯⋯入浴


焼岳から下りてきて、バスターミナルまで林道をてくてくと歩いて行く。
まだ時間はあるし⋯⋯温泉に入りたい、何か食べたい、と思いますね。

上高地温泉ホテルは、時間は限定されているものの、温泉だけの利用も可なので、焼岳から下りてきたら入るのもよいかもしれない。また、夏の暑い日には、ソフトアイスを買って梓川沿いを散策するのもいい。

上高地バスターミナルに隣接する上高地インフォメーションセンターには有料コインシャワーがあるので利用するとよい。

また、小梨平キャンプ場には入浴施設「小梨の湯」(利用時間を確認のこと)がある。

このほか上高地周辺の入浴施設情報は、外来入浴 – 上高地公式ウェブサイトを参考に。

焼岳から下りてきたら⋯⋯食事

もし、「小梨の湯」を利用したならば併設された小梨平食堂でご飯を食べるのもいいだろう。梓川の河原と岳沢を見ながら、登ってきた山を思い出すのも楽しい。料金は他の旅館・ホテル併設のレストランに比べれば安い。また、おつまみ+ビール、という選択もある。登山とは無関係な観光客は少ないし、のんびりできるところだ。

小梨平キャンプ場(森のリゾート小梨)はケビン、バーベキュー、テント泊など、さまざまな楽しみがあるので、ファミリーにはうってつけの場所だろう。

ほかにもお食事処はいくつかあるけれど、一つ、オススメの場所がある。

河童橋の前にある五千尺ホテルの二階の食堂、窓側の席の展望は、河童橋越しに岳沢のパノラマが楽しめてしまう。

五千尺ホテルの二階の食堂席

五千尺ホテルの二階の食堂席



絶景とはこのこと。ぜひ一度、ご賞味あれ。